どんな山に登る時でも、安全な登山のためには天気予報のチェックが欠かせません。しかし、日常で使うような天気予報では山の上の天気はわからず、急激な天候の変化や累積雨量、積雪量などのチェックは不十分です。
そこで今回は、登山者が情報収集するために有用な6つの天気予報サイト・アプリとその特徴をご紹介していきます。
①Windy
ヨーロッパの複数の天気予報モデルを基にした天気予報アプリで、予報の精度がとても高いことで知られています。ピンポイントで指定した地点の降水量や気温、風速など用途に応じた詳細な情報を知ることができます。
何よりもデザインが綺麗で使いやすく、直感的に地域ごとの気象を把握することが可能です。

App store→apps.apple/windy-com
Google play→play.google/windyty
②tenki.jp登山天気
日本気象協会公式が月額240円で提供している登山天気予報アプリで、登録後一か月までは無料で使用することができます。
登山に必要な天気情報がまとまっている他、登山口や山行などポイントごとの天気予測を簡単に確認できるのが魅力です

Google play→play.google./tenkijpyama
③Yahoo天気
天気予報アプリの定番として人気のYahoo天気ですが、登山でも活用することができます。細かい雨雲の動きまでチェックすることができるのが特徴です。
山の詳細な天気を予測するには不向きですが、
登山では、主に周辺地域一帯や山麓の天気を確認するのに使われることが多いです。
・Yahoo天気サイト
・AppStoreアプリ
・GoogleStoreアプリ

④てんきとくらす
今、登山者からの支持が広がっている人気のサイト。SNS等でも「明日はてんくらAだ!」というような投稿をよく目にします。
てんきとくらすの特徴は、山の天気をA,B,Cの三段階の登山指数で示してくれること。「どの日が登山に適した天候か」を、初心者でもわかりやすく知ることが出来ます。
※登山指数とは
「登山をするための快適さを、山頂や山麓の気象条件から、気象学的知見を用いてレベル値で表現をしています。降水量、風速、雲量などを総合的に考慮し、気象条件を独自計算したもの」
(てんきとくらすホームページより)

⑤SCW
2kmメッシュの精緻さで、雨量・雲量、気圧・風速、気温・湿度の予測を表示できる他、右下のボタンから広域設定(広域264)に変更すると1週間先まで雨雲の様子を確認することができます。
専門性が高く情報量が多いので使いこなすのは難しいですが、山の天気をより詳細に予測したい方にはおすすめのサイトです。

⑥ヤマテン
月額300円で利用できる登山に特化した天気予報サイト。
これまで紹介したサイトはコンピューターによる予報が多い中、山岳気象専門の気象予報士が山の気象条件や地形などを細かに分析して作られた予報です。
気象予報士が山特有の気象条件や地形などを徹底的に検証し、自らの登山経験や予報経験、予報技術を生かして手作りで作成する予報が毎日発表されます。
毎日のメルマガでも山岳気象専門家のコメント付き天気予報を受け取ることができ、日常から山の天気をチェックしたい方におすすめです。

おわりに
安全な登山をするにあたって、天気を確認することは非常に重要なことです。また、山では予報にない天気の急変が起こることもあります。標高の低い山であっても油断せず、雨具など天候の急変にも対応できる準備をして山歩きを楽しみましょう!
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