「秀麗富嶽12景」滝子山|富士山ビューの絶景の山!その魅力を完全解剖

中央線沿いの山

1. 滝子山の魅力

1.1 山頂からの絶景

滝子山一番の魅力はやはり山頂からの絶景。「秀麗富嶽12景」にふさわしい雄大な富士山の姿を望めることはもちろん、北には大菩薩嶺や牛奥ノ雁ヶ腹摺山など他の秀麗富岳12景の姿を拝むことができます。山頂はそれほど広くはないですが、周りに視界を遮るような気はないので、ほぼ360度周辺の山々を眺めることができます。

1.2 川と滝を眺めながらの登山道

滝子山へ続く登山道には、沢沿いに整備されたものが多く、この記事で紹介するルートでも上り下り共に、沢沿いを歩きます。途中には綺麗な滝もあり、川のせせらぎや滝音を聞きながらの山歩きを楽しみたいという方に是非おすすめしたい山です。

2. 滝子山のルートを解説

この記事では、滝子山で最も人気がある笹子駅~滝子山~初狩駅コースを紹介します。中央線のJR笹子駅を出発して同じく中央線のJR初狩駅に下山する、都心からのアクセス抜群のルートです。基本的な登山装備は必要ですが、特に危険な箇所のない歩きやすい登山道を歩きます。途中で間違いやすい分岐もあるので、しっかり読図を行って通行してください。

・笹子駅~滝子山~初狩駅コース

笹子駅ー(1時間20分)ー道証地蔵ー(1時間10分)ー曲り沢峠への分岐ー(1時間15分)ー滝子山山頂ー(35分)ー檜平ー(1時間15分)ー林道終点ー(35分)ー初狩駅
行程:6時間10分

笹子駅~山頂

このルートではバスを使いませんが、その分車道を歩く時間が長くなり、田園風景の中で車道を1時間程歩いて登山口の道証地蔵を目指します。所々に道標が整備されているので、それほど迷わずに歩くことができます。

道証地蔵から先は登山道になり、沢沿いの道を歩いていきます。写真は冬のものなので落葉してしまっていますが、春先には新緑を、秋には紅葉を眺めながら歩くことができるのではないでしょうか。途中落ち葉が溜まって歩きにくくなっている個所もあるので、注意して通行してください。

モチガ滝付近につくと難路への分岐がありますが、この難路は現在途中で崩落してしまっていて通行不能(2020年3月時点)なので、沢から一度離れる左の道に進んでください。

しばらく歩くと再び沢沿いの道に戻って歩きます。このあたりも下の写真のようなゆるやかな斜面を歩いていきます。

大谷ヶ丸と滝子山との尾根にでると、公園のような雰囲気の写真のような広い道になります。この場所は防火林として樹木が伐採されています。季節によっては落ち葉などによって足が取られやすくなっているので気を付けて通行してください。尾根に出てからは20分ほどで山頂に写真の開けた箇所を通過した後、一部登山道の位置がわからなくなっている個所があるので、十分注意して読図およびGPSの確認を行いながら通行してください。

山頂~初狩駅

滝子山の山頂からは、記事の冒頭でも紹介した通り西側の一部を除いてほぼ360度の展望を楽しむことができます。山頂からは南東の方向、藤沢方面に下山していきます。40分弱歩いた檜平では再度富士山の姿を望むことができます。

桧平を通過した後、しばらく標高を下げると道は尾根から逸れて、杉林の中のジグザグ道がしばらく続きます。谷底まで下りると写真のような沢沿いの道になり、再び沢の流れる音を身近に聞きながら歩くことになります。途中下のように橋が整備された箇所を通ります。

林道終点を境に登山道から林道に代わり、写真のような静かな林道を歩きます。

林道も藤沢集落を通過する頃には舗装路に代わり、再び富士山を正面に捉えながら歩くことができます。集落の中を歩き、国道20号線を渡ればすぐ初狩駅に到着します。

3. おわりに

滝子山は東京からのアクセスも良く、特に春や秋から冬には沢沿いを気持ちよく歩くことができるおすすめの山です。是非この記事を参考にしながら、次の休日に滝子山登山に挑戦してみてください。

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