1.稲荷山コースの魅力

高尾山の主尾根とは違う南側の尾根から山頂へ続く登山道です。他の登山道やケーブルカーとは少し離れているため、比較的人も少なく静かな山歩きを楽しむことができます。終盤は傾斜の強い場所がありますが、途中には展望台もあり、他の登山道にはない絶景を楽しむことができるルートです。
2.稲荷山コースのルート詳細
高尾山口駅ー(5分)ーケーブルカー清滝駅ー(40分)ーあずま屋ー(50分)ー5号路との交差点ー(10分)ー高尾山頂
[行程1時間45分(登り)]
高尾山口を出て右側、ケーブルカー駅のある方向に5分ほど歩くと広場に到着。稲荷山コースを使う場合は、ケーブルカー駅舎の向かって左脇に進みます。

小さな橋を渡って、登山道スタートです。登り始めから、早速傾斜のある道が始まります。

少し登ったところにあるのが、道の由来にもなっているお稲荷さん。今でも多くの登山客が立ち止まって手を合わせます。

木漏れ日が降り注ぐ、静かな樹林帯の道。他の登山道に比べて人も少ないので、鳥のさえずりや木々の揺れる音など、森の中の優しい音を聞きながら歩くことができるのが魅力です。

40分ほど歩くと展望台のあるあずま屋に到着です。展望台にはベンチが整備されていて、遠く相模湾からスカイツリーなどの東京市が今で見ることができます。この場所でだいたい半分くらい登ったと考えて良いでしょう。

あずま屋を出発してからも引き続き静かな高尾の森を歩いてきます。他のルートでも言えることですが、稲荷山ルートの道は写真のようによく整備されているので、傾斜のある道でも比較的快適に歩くことができます。

途中で小さなアップダウンもいくつか挟みながら歩いてきます。

5号路との交差点に到着。ベンチもあるので、ラストスパートを前に最後の休憩をとるにはうってつけの場所です。
ここから山頂までは10分ほどですが、きつい階段が延々と続いていて、稲荷山コースの最後にして最もキツい箇所になっています。

長い階段を登りきると高尾山頂に到着。富士山から丹沢、東京や北関東まで360度に近い展望を楽しむことができます。

高尾山山頂はとても広いので、休憩する場所が多くあります。自動販売機や売店も多く設置されているので、持参した食べ物だけでなく、ご褒美に温かい飲み物や軽食を購入して楽しむのもおすすめです。

コメント