1.山のグレーディングとは
登山ルートを体力度が10段階、技術的な難易度を5段階で示したのが山のグレーディング。
1~10で体力度が、A~Eで技術的難易度表され、「2A」「4B」のような形で登山ルートのグレードが示されます。
現在は長野、秋田、山形、栃木、群馬、新潟、山梨、岐阜、静岡、富山、石鎚山系で同一基準のグレーディングが公表されています。
1.1【体力度の基準】
1~3: 日帰りが可能
4~5: 1泊以上が適当
6~7: 1~2泊以上が適当
8~10: 2~3泊以上が適当
1.2【難易度の基準】
A
登山道が概ね整備済。転んだ場合でも転落・滑落の可能性は低い。道迷いの心配は少ない。など
B
登山道に急な登下降がある。道が分かりにくい所がある。沢、崖、また場所により雪渓などを通過し、急な登下降もある。など
C
登山道にハシゴやくさり場、または雪渓や渡渉箇所がある。ミスをすると転落・滑落などの事故になる場所がある。など
D
厳しい岩稜や不安定なガレ場、ハシゴ・くさり場、または雪渓や渡渉箇所がある。岩場、雪渓を安定して通過できるバランス能力や技術が必要。ルートファインディングの技術が必要。など
E
緊張を強いられる厳しい岩稜の登下降が続き、転落・滑落の危険箇所が連続する。登山者によってはロープを使わないと危険な場所もある。など
参考:有名登山ルートのグレーディング
・高尾山 2A
・木曽駒ヶ岳(千畳敷)2B
・燕岳(中房温泉) 4B
・赤岳(美濃戸) 4C
・裏銀座 10C
2.各県のグレーディング表
2.1 百名山のグレーディング

2.2 長野県のグレーディング

2.3 その他の県のグレーディング
・山梨県 https://www.pref.yamanashi.jp/
・静岡県 http://www.pref.shizuoka.jp/
・新潟県 https://www.pref.niigata.lg.jp/
・栃木県 http://www.pref.tochigi.lg.jp/
・群馬県 https://www.pref.gunma.jp/
・山形県 http://yamagatayama.com/
・秋田県 https://www.pref.akita.lg.jp/
・石鎚山系 https://www.ishizuchisankei.com/
3.おわりに
山のグレーディングはあくまでもその山の難易度を示すための一つの「目安」です。地図などを使って事前にしっかり地図などを確認して、登る山を決めるようにしましょう。
山のグレーディングも参考にしながら、これからも「自分の力量にあった山選び」で登山を楽しみましょう!
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