1. 大山の見どころ
1.1 大山阿夫利神社~2千年の歴史~

大山阿夫利神社(おおやまあふりじんじゃ)は二千年以上前に創建されたと言われる神社で、江戸時代には一年で数十万人が「大山詣り」に訪れたと言われています。
山腹には下社が、山頂には本社があり、ロープウェイの終着点を降りてすぐの下社からの眺望は、ミシュラン・グリーンガイド・ジャポンにて二つ星で紹介されたほどです。

下社周辺にはお茶屋さんが並んでいる一角があり、大山名物の大山とうふの他、醤油ラーメン・ソフトクリームなどのグルメを楽しむことができます。

1.2 “こま参道“
神奈中バス「大山ケーブル駅」と大山ケーブルカーの発車駅の間にあるのが”こま参道”。
たくさんの土産物店、豆腐屋さんなどが軒を連ねていて、大山名物の土産物を探すことができます。

2. 多彩な3つのルートを紹介!
①<ケーブルカー>山頂~見晴台 往復コース (3時間10分)
②山頂~見晴台 往復コース (4時間50分)
③ヤビツ峠~山頂~見晴台コース (3時間20分)
2.1 <ケーブルカーで登る!>山頂~見晴台 往復コース
阿夫利神社下社ー(95分)ー大山-(1時間5分)-見晴台ー(30分)ー阿夫利神社下社
[行程3時間10分]
阿夫利神社まではケーブルカー(片道6分)
大山ケーブルバス停からこま参道の中を15分ほど石段を登っていくと、ケーブルカーの出発駅である大山ケーブル駅に到着します。
窓口で乗車券を買ってから乗りましょう。
運賃は大人が片道640円、往復1120円で、子供は半額で乗ることができます。最新の運行状況などは以下のホームページから確認してください。
(大山観光電鉄ホームページ:https://www.ooyama-cable.co.jp/)

2015年から新型車両が走行していて、大きな窓から外の景色を楽しむことができます!

6分ほどであっという間に中腹にある阿夫利神社駅に到着。
お手洗いは駅を出て少し下がったところにあるので、必要な場合はここで利用しておきましょう。
ケーブルカーの駅を出て、写真の石段を登っていくと阿夫利神社下社に到着です。

神社にお参りを済ませたら、拝殿から左の進んだところにある石段から登山道が始まります。

大山の登山道には、阿夫利神社下社を1丁目、大山山頂を28丁目とした標識があるので、その表示でどれくらい登ったのかを判断することができます。
20丁目には富士山を望むことができる富士見台があり、25丁目でヤビツ峠からの道と合流します。

27丁目にある鳥居が見えてくると山頂は目前で、すぐに28丁目の大山山頂に到着です。

山頂にはベンチなどが多く準備されていて、天気が良ければ、相模湾や東京都心部などの絶景をゆっくり楽しむことができます。

山頂通過後は、見晴台方面に下りていきます。
出発してしばらくは前方に景色を楽しみながら歩くことができ、1時間ほど歩くと見晴台に到着です。

見晴台にもベンチとテーブルが10個セットほど設置されているので、山頂ではなく見晴台で昼食をとる人も多いです。
見晴台から下社へ戻るまでの道は急斜面のトラバース道ですが、きれいに整備されているので、楽に歩いていくことができます。
下社周辺に戻ったら、お茶屋さんで一服しましょう!

2.2 山頂~見晴台 往復コース
大山ケーブルバス停ー(55分)ー阿夫利神社下社ー(95分)ー大山-(1時間5分)-見晴台ー(30分)ー阿夫利神社下社ー(45分)ー大山ケーブルバス停 [行程4時間50分]
小田急伊勢原駅北口から大山ケーブル行きのバスに乗って終点で下車し、風情ある「こま参道」の石畳の階段を上っていくと、大山ケーブル駅が。
その横を通り過ぎるとすぐに男坂と女坂に分岐します。

女坂の方が10分ほど所要時間は長いですが、男坂は写真のような急階段が続くので、トレーニング目的でなければ、比較的整備されている女坂がおすすめです!

ケーブルカーの駅周辺に到着し、白い御影石の石段を登っていくと阿夫利神社下社に到着です。
神社にお参りを済ませたら、拝殿から左に進んだ石段で登山道が再開します。

大山の登山道には、阿夫利神社下社を1丁目、大山山頂を28丁目とした標識があるので、その表示からどれくらい登ったのかを判断することができます。
20丁目には、天気が良ければ富士山を望むことができる富士見台があり、25丁目でヤビツ峠からの道と合流。
27丁目にある鳥居が見えてくると山頂は目前で、すぐに28丁目の大山山頂に到着です!!
山頂にはベンチなどが多く準備されているので、晴れていれば、相模湾や東京都心部などの絶景をゆっくり楽しむことができます。

山頂通過後は、見晴台方面に下りていきます。
出発してしばらくは前方に景色を楽しみながら歩くことができ、1時間ほど歩くと見晴台に到着です。
見晴台にもベンチとテーブルが10個セットほど設置されているので、見晴台で昼食をとる方も多くいです!
見晴台から下社へ戻るまでの道は急斜面のトラバース道ですが、きれいに整備されているので、楽に歩くことができます。
下社周辺に戻ったら、お茶屋さんで一服しましょう!

下社から大山ケーブルバス停までは、上りと同様に女坂を通るのがおすすめです。
帰りは途中にある大山寺に立ち寄ってみてもよいでしょう。大山寺の石段は、秋には紅葉スポットとしても人気です。

2.3 ヤビツ峠~山頂~見晴台コース
ヤビツ峠ー(70分)ー大山ー(65分)ー見晴台ー(30分)ー阿夫利神社下社ー(35分)ー大山ケーブルバス停 [行程3時間20分]
ヤビツ峠から大山山頂へのルートは尾根上にあるので、阿夫利神社からの道よりも登りが緩やかで、体力に自信がない方にもおすすめです。
ヤビツ峠には他の山への登山道も出ているので、休日は多くの人で賑わいます。
標識や地図を確認して、大山方面の登山道に進みましょう。

時には写真のような木道を歩きながら1時間ほど歩いていき、阿夫利神社からの登山道と合流したら山頂までもう少し!
コースタイムではヤビツ峠から1時間10分で山頂に到着します。

山頂から見晴台を通り、阿夫利神社下社もしくは大山ケーブルバス停に下山するルートは、前の二つのルートと同じなのでそちらを参考にしてください。
3.大山へのアクセス
3.1 伊勢原駅ー大山ケーブルバス停
乗車時間:25分
運賃:310円
北口のバス停4番乗り場から「伊10系統 大山ケーブル行」に乗車し、終点で下車します。約20分間隔で運行しています。
→神奈川中央交通ホームページ「伊勢原駅」
3.2 秦野駅ーヤビツ峠バス停
乗車時間:48分
運賃:470円
北口の4番乗り場から「秦21 蓑毛経由ヤビツ峠行」に乗車し、終点で下車します。休日のあさは4本程出ている他、混雑時には臨時便も出されます。
→神奈川中央交通ホームページ「秦野駅」
4. おわりに
ケーブルカーに乗って下社に行くだけであれば普段の恰好で十分に楽しめる大山は、誰にでも開かれた山です。
山頂向かって下社よい先に登る場合はしっかりと登山の装備を準備して、この記事も参考にしながら大山登山に挑戦してみてください!
コメント